自賠責保険とは?どんな保険?
「自賠責保険」と聞くと漢字が並んでいるため、どうしても身構えてしまわれる方もいらっしゃるはずですが、車やバイクを運転される方々にとって自分の身を守ることはもちろんですが、ご家族や関係者を守る意味でも非常に重要な保険になります。
ここでは、そんな車やバイクの自賠責保険について詳しくご案内してみたいと思いますので、既に免許を持って運転されていらっしゃる方も、これから免許を取ろうと考えていらっしゃる方にも、是非、参考にして頂きたいと思います。
自賠責保険は通称「強制保険」?
自賠責保険は、「車やバイクを運転する人は必ず加入しなければいけない保険である」と法律により定められている、一般的な保険とは違う特別な保険になります。
そのため、一般的な保険を『任意保険』と呼ぶことに対して、自賠責保険は『強制保険』と呼ばれ、自賠責保険は法律で強制をされている保険なので、万が一にも保険に加入していないとなれば法律違反となり、当然ですが罰則も与えられます。
さらに、この自賠責保険には一般の保険とは違い重い責任が課せられており、保険に加入していても保険加入の証明書を所持せずに運転しているだけで罰せられるという非常に厳しいものとなっているので、運転されるかたは注意が必要です。
また、自賠責保険に加入していないと、車検(車両の安全のために法律に基づいて受けなければいけない自動車の検査)を受ける事もできないようにもなっているため、事実上、自賠責保険に加入していない車両を運転することは重い刑罰が科せられます。
特に、自賠責保険に加入していない車両のほとんどが車検も受けていないため、罰則が二重で科せられるため罰則の最大は「違反点数12点」「90日間の免許停止」「1年6ヶ月以下の懲役or80万円以下の罰金」など、交通刑務所に入らなければいけなくなる場合もあります。
自動車・バイク(原付含め)を運転される方にとって、自賠責保険が如何に重要な保険となっているか罰則の重さからも分かって頂けるかと思います。
無自賠責保・無車検車の運転の罰則
- 自賠責保険が切れの車両の公道運転(無自賠責保検車運行)
- 違反点数6点(前歴がない場合)
- 1年以下の懲役または50万円以下の罰金
- 車検が切れの車両の公道運転(無車検車運行)
- 違反点数6点(前歴がない場合)
- 30日間の免許停止
- 6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金
どうして無自賠責保険の罰則がここまで厳しいのか?
これまでお話させて頂きました内容を読んで頂きまして、自賠責保険についての簡単な知識と無自賠責保険での車両運転が如何に厳しい罰則が科せられているか?についてご理解頂いたと思いますが、では無自賠責保険に対してどうしてここまで厳しい義務化をされているいるのでしょう?また、自賠責保険へ加入することにとって一体どのような保証が行われるのでしょう?
続いては、自賠責保険の補償内容から無自賠責保険の罰則が厳しい理由に迫ってみたいと思います。
自賠責保険の補償範囲と守るべき対象
自賠責保険は、自動車やバイクを運転する者が、どんなに注意を払っていても起こりうる危険性のある交通事故発生時に、「主に交通事故が起きた際の被害者を補償するため」に設けられた保険です。
そのため、全てのドライバー(ライダー)による加入が義務付けられているため、一般の任意保険と比較しても安価に設定されている自賠責保険ではありますが、傷害であれば最高120万円まで補償をして貰うことができます。
また、交通事故の損害賠償として補償金が大きくなるものとして、事故による死亡や後遺症が残るなどの重体になるケースですが、事故の後遺症が残ってしまった場合では最高4,000万円まで、死亡事故になってしまったケースでは最高3,000万円までの補償が出るような保険になっています。
こうして見て頂けるとお分かりの通り、交通事故時の保証金はとても個人では支払う事の出来ない金額になっていますが、もし「自賠責保険に加入していない車両が街を走っていて事故に遭ってしまった場合に保証はあるのか?」と考えると、怖くて外を歩くこともできなくなってしまいます。
また、運転していた側がちょっとした気の緩みや不運が積み重なって起こしてしまった事故であったとしても、事故の大きさによっては一生をかけて償っていくほどの保証金を被害者に対して払い続けることになります。
だからこそ、自賠責保険の加入は法律により義務化され、違反者に対しては非常に厳しい罰則の設定が行われている訳です。
自賠責保険の加入は運転者側も守る
「情けは人のためならず」ではありませんが、自賠責保険もまた、事故に遭ってしまった『相手』のことを考えて作られた優しい保険ですが、相手のことを考えていて気が付いたら『自分』を守ることにも繋がっていると言う保険でもあります。
車やバイクを運転される方は、一歩車両を離れたら歩行者です。
自賠責保険の加入は法律で義務付けられているとは言え、車両を運転する者の責任として、さらには万が一の事故時の被害者だけで無く、自分自身までを守るための保険であると考え、必ず加入しているかどうか?加入時期が過ぎてしまっていないのか?気に掛けておいてください。
自賠責保険の加入や状況確認については、以下よりオンラインまたは電話にてお問い合わせ、および契約が可能です。
自賠責保険の加入は運転者側も守る
「情けは人のためならず」ではありませんが、自賠責保険もまた、事故に遭ってしまった『相手』のことを考えて作られた優しい保険ですが、相手のことを考えていて気が付いたら『自分』を守ることにも繋がっていると言う保険でもあります。
車やバイクを運転される方は、一歩車両を離れたら歩行者です。
自賠責保険の加入は法律で義務付けられているとは言え、車両を運転する者の責任として、さらには万が一の事故時の被害者だけで無く、自分自身までを守るための保険であると考え、必ず加入しているかどうか?加入時期が過ぎてしまっていないのか?気に掛けておいてください。
自賠責保険の加入や状況確認については、以下よりオンラインまたは電話にてお問い合わせ、および契約が可能です。